家の顔となる門周り・アプローチ
みなさまのお家の顔はどんな感じの顔をしていますか?^^
凛々しいかお?優しいかお?はたまた楽しそうに笑っていますか?
十人十色、そこに住む人たちの性格や感性、想いなどが形となって現れる場所でもあります。
門やアプローチの作りによって、オープン外構とクローズ外構と言った名称がついたりもします。
☆オープン外構☆
基本的には門扉はなく、表札、ポスト、インターホン等の最低限の機能を持たせている門柱およびそれに類するタイプが多いです。
大きな特徴は植物(樹木、草花等)を多用するなかで、街並みにおける緑量(緑の量)の提供があげられ、クローズ外構に見られる圧迫感、威圧感はほとんどありません。
ポイント!
※オープン外構は単なるオープンではなく、門壁の表札、ポストなどの位置から、土間デザイン、何よりも効果的な植栽等の配慮が特に大事となる。
☆クローズ外構☆
接道部(道路に接している部分)および隣地境界部を塀、フェンス、門柱、門扉等でクローズ(閉じる)する形態です。素材的には主としてブロック、左官等のコンクリート系素材とアルミ、スチール、ステンレス等の金物系素材というエクステリアの基本素材を中心に構成されています。
☆アプローチ☆
お家の、アプローチとは門から玄関までの短い道のりのことを指します。
門扉のデザイン、植栽の配置、小道の角度など、いろいろな要素を組み合わせて作るスペースで、お家の第一印象を変える重要なものでもあります。
また、外から見える場所であるという点から、作り方次第で防犯性も大きく変わってきます。
玄関アプローチの素材の種類
玄関アプローチは、その家に住む家族はもちろん、家を訪れる人も必ず通る場所です。
そのため、小道や石段などのように直接足で踏みしめる部分は、特に硬質で丈夫な材料を使用することがおすすめです。
ここからは、玄関アプローチに使用することの多い素材について、ご紹介いたします。
敷石
御影石 石英岩
敷石として使われることの多い石は、御影石や石英岩などです特に御影石は、和風の建築にもよく合う上品な質感を持っています。
敷石には四角く切り込んだ物の他に、素材の形を生かした乱形の物もあります。
乱形の敷石は等間隔に並べることが難しいため、透き間に小花や小石、芝などを敷き詰めるのもgood^^
見た目の印象が優しくなるだけでなく、雑草が生えるのを防ぐ効果も発揮します。
レンガ
レンガには赤みがかった茶系の物が多く、温かみのある質感が魅力です形や大きさが均一なため、積み上げたり敷き詰めたりするのに非常に適しています。
また、並べ方アレンジして自分らしさを出すことも可能です。
コストを抑えたい場合は、本物のレンガではなく、レンガ風に加工された素材を選択するという方法もあります。
洋風のデザインに適した素材です^^
枕木
線路に使用されている枕木は、エクステリアの素材としても人気です^^
敷石と組み合わせて通路に埋め込んだり、縦に並べて簡単な目隠し代わりに使ったりと、工夫次第でいろいろな使い方ができます!
本物の枕木は重さがあり、少しずつ劣化する点が多少のネックになりますが、最近ではそれらの欠点をカバーした、軽量コンクリート製の擬似枕木があります。
和風でも洋風でも合うので、使い勝手が良いと思います。
タイル
タイルは土を原料としており、グレーやベージュなど、汎用性の高いカラーが主流となっています。
正方形や長方形の物が多く、利用しやすいのが特徴ですが、雨に濡れると滑りやすくなる物もあるため、注意して選びましょう!
コンクリート・インターロッキング
コンクリート インターロッキング
コンクリートで固める施工方法は、インターロッキング等に比べるとやや手間がかからず、工事費も抑えられます。
ただし、素材などによっては滑りやすくなる場合があるので注意しましょう!
一方、インターロッキングもコンクリートの一種ですが、デザイン性に優れており、滑りにくいという良さも併せ持っています。
人工芝
人工芝の多くはロール状や正方形などの形状をしており、敷き詰めることで簡単に芝生を植えたような状態に仕上がるのが特徴です好きな形にカットできるため、狭い場所、細い場所にも使えます。
また、天然の芝生のように伸びることがないため、メンテナンスの手間がかからないという良さがあります!
砂利
玄関アプローチに適した砂利は、形がきれいで石の種類も選べる「化粧砂利」と呼ばれるタイプの物です。
砂利は敷き詰めると雑草が生えにくくなるという利点を持っているため、メンテナンスの手間を省きたい方にもおすすめの素材です。
雑草の対策を徹底したい場合は、砂利の下に防草シートを敷いてさらに効果を高めておくとgood^^
また、大きめの砂利は歩くと音が鳴るため、防犯対策として使用する家庭も増えています。
洗い出し
洗い出しとは、コンクリートや樹脂が固まりきる前に表面を水で洗い流し、わざと砂利を露出させてざらついた仕上がりに見せる工法です
滑り止めの効果がありますが、きれいに仕上げるためには職人の技術を必要とします。
栽・花壇
玄関アプローチをより自然に、温かく見せるために欠かせないものが植物です。石やコンクリートなどが持つ無機質な感じを緩和させ、配置の仕方によって目隠しや日よけなどの役割も果たします^^
通路の脇に植栽や花壇を並べれば、通る人に癒しや安らぎを与えてくれるはずです^^
玄関アプローチの作り方のポイント
玄関アプローチを作る際は、デザインだけでなく、防犯性や機能性なども合わせて考慮しましょう。
そのための具体的なポイントをご紹介します。
玄関までの動線をよくイメージする
玄関がまる見え
門を入ってから玄関へ着くまでの距離や動きを具体的にイメージしてみましょう。
距離を短くすれば移動は楽になりますが、泥棒にとって侵入しやすい家だと思われてしまう可能性があるため、注意が必要です!
また、玄関ドアと門扉が直線でつながっていると、ドアを開けた時に家の中が丸見えになってしまいます。
外からの視線をうまく避けられるよう、玄関ドアが見えすぎない位置に門扉や塀を配置することがおすすめです。
同じくプライバシーの問題から、玄関アプローチはトイレや浴室の前を通らないように設計するのが望ましいと言えます。
奥行き感を出す
門扉から玄関ドアまでを最短距離で結ぶのではなく、ジグザグやカーブなどを作って奥行きを持たせるようにしましょう。
距離が長く見えることは防犯対策にもつながります。
さらに、通路に沿って植栽や花壇を配置すると、メリハリが出て奥行きが増したように見える効果があります。
死角ができないように注意
照明で防犯対策 囲みすぎて玄関が見えない
奥行きやプライバシーの確保が重要である一方、あまりにも込み入ったデザインにすると、人が潜めるような死角が生まれてしまいます。
これは防犯上において問題となるため、しっかり対策を考えておかなくてはなりません。
夜に帰宅した場合の暗さを実際に確認して、センサー付きの照明を設置するなどして対処しましょう。
スロープがあると安心
高齢のご家族がいる、また老後に暮らしやすいようにしたいなどという理由から、近年ではアプローチにスロープを設置する家庭が増えています。
階段は高齢者のつまずき事故が多い箇所ですので、スロープの設置は事故防止にかなりの効果を発揮します。
またその際には、手すりもセットになっているとさらに安心です。
スロープは高齢者や体の不自由な方に便利な設備というイメージがありますが、ベビーカーや自転車を玄関内に入れたい時などにも役立ちます。
屋根や庇も便利
玄関から駐車場までのスペースに屋根や庇があると、雨の日でも傘を差さずに済むため、移動が楽になります。
ただし、あまりにも屋根や庇が深いと、日差しを大きく遮ってアプローチ周辺が薄暗くなってしまいますので、照明を活用して、バランスをとることが大切です。
濡れたら滑る素材は避ける
通路部分に使用する素材は、雨などで濡れた時のことも想定して、滑りにくい素材を選ぶようにしましょう。
表面に凹凸のある素材の方が、靴底が滑りにくく安心です。
また、段差やちょっとした隙間などが転倒の危険性を生むこともありますので、夜間の見えにくい時でもつまずかずに歩けるかどうかをチェックしてみてください。
水はけを良くする
勾配のある玄関アプローチ 透水性舗装
アプローチに水が溜まることも、滑りやすくなる原因の一つになります。
また、水はけが悪いと苔が生えやすくなるため、見た目にもあまり良いものとは言えません。
透水性を高める舗装をしたり、微妙な勾配をつけたりして対処しましょう。
アーチやスクリーン、門袖壁や門柱などのエクステリア部材を組み合わせると、玄関ア
プローチのデザイン性がさらに高まります。
アーチを設置してつる状の植物を絡ませたり、おしゃれなデザインのスクリーンを使って目隠し効果を向上させたりと、素敵な演出と機能的な役割を実現させましょう。
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玄関アプローチは、お家の雰囲気を印象付ける重要なものです。
デザイン性にこだわりたいのはもちろん、それだけでなく機能性や防犯性などもしっか
り兼ね備えたいですよね。
今回ご紹介したような点をふまえて、ぜひ素敵な玄関アプローチをお作りになってみて
はいかがでしょうか?
それでは今回はこの辺で失礼いたします。
最後までお読みいただきありがとうございます。
次回は、”プライバシーを守るための塀・フェンス”についてお話しできればと思います^^
お楽しみに!
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